未知なる脳・・・ [在校生へ]
ここ数年、理学療法・作業療法で「脳科学」を応用、または療法の根拠として取り上げられることがより多くなってきた。現在のところ限界はあるが、昔と比べて検査機器の進歩で「脳」のことが随分と解るようになってきたから。
どこの筋肉が働いているかどうかは、外観をよーく観察したり、触れたりすれば大体わかる。でも、脳のどこがどのタイミングで働いてるかなんて人間の外観からは見ることができない。当たり前だけど・・・。
目に見えない、触ることのできない「脳」を理解することは、なかなか至難の業である。
だから? 学生さんたちは苦手意識が強く、「わかんな~い」と最初から勉強することを投げ出してしまっていませんか? そうでない人ももちろんいると思いますが(笑)
そういう私も最初から好きだったわけではなく、また得意だったわけでもないです。けど、「未知なる脳」にはまっていってしまいました。
実際に自分で研究をするまでは至ってませんが、知らないから知りたい、解らないから解るようになりたいので、行けるときに研修会や学会に参加してます。つい最近は4月に「第19回脳機能とリハビリテーション研究会 学術集会」(開催地:東京)へ。
面白い!と思うことがいくつかあったので、何らかの形で学生さんたちと共有できたらなと思っています。
学生さんたちも既に知っていることもあるかもしれませんが、文献的なことも紹介していきたいと思います。ぜひ、興味を持ってもらえたらな。将来的に患者さんのセラピーにも繋がっていきますよ!
理学療法学専攻 加藤