学習支援 [入学希望の方へ]
10月下旬より4週間、毎朝(月~金)解剖学の小テストを実施。
なぜか!?
試験受験に向けてである。もちろん、通常授業外の取り組み。
解剖学は、1年生の前期にある専門基礎科目。人の体の構造を勉強する(組織・骨・関節・筋肉・神経・内臓など)。
骨の数だけでも206個、それにまた1つの骨の部位に名前がついていたり、筋肉の種類、筋肉の名前/ついている部位/作用などなど、本当に多くのことを学ばなくてはいけない。
学生達は四苦八苦・・・
そんな学生達を見ていて、気になることが・・・
自分にどの程度の知識が身についているかちゃんと分かっていない!
もちろん、わかっている人もいますが・・・
そこで今回は、小テストを実施。
どんなテストかというと「再認テスト」と「再生テスト」。
「再認テスト」とは、解答するのに何らかの手がかりがあるテスト。
例えば、選択肢より語句を選んでカッコ内を埋めよとか(選択肢が手がかり)。
「再生テスト」とは、解答するのに手がかりがないテスト。例えば、~について説明せよ/答えよ、とか。
当然のことながら、「再認テスト」の方が簡単。
1回目に選択肢つきの「再認テスト」を、2回目に選択肢なしの「再生テスト」を実施。
「再認テスト」は手がかりがあるから簡単、
「再生テスト」は手がかりはないけど文章自体は全く同じなので出来て当然。
「再認テスト」でできなければ、知識として全く身についていないということ。
そして、「再生テスト」で出来なければ、うろ覚えで知識としてしっかり身についていないことを意味する。
今回の場合は、教員が2つの方法で"問い"(テスト)を立てて学習の程度を確認しているが、今後はこれを応用して自ら"問い"を立てられるようにし、より良い勉強方法を身につけて欲しい。
-勉強というのは、テストに受かるためだけのものじゃないからね-
そして、愛知医療に来た学生が"即戦力"として現場で活躍できるPT・OTになれるよう、教職員一同心より願う。
*「再認」と「再生」の意味の詳細は、後々に
【理学療法学専攻 加藤】