公開講座 『認知症に負けない生活』 [大学行事報告]
6月11日(土) 公開講座『認知症に負けない生活』を開催致しました。
最近の研究では、認知症の発症には生活習慣が大きく関わっていることがわかってきました。
例えばアルツハイマー型認知症では、「適度な運動」「バランスの良い食事」「頭を使う」「人と会う」などが認知症予防のポイントとなるようです。
認知症予防のためには、脳をしっかりと働かせることが重要です。
実は、目・耳・鼻・口・体は、脳への連絡係です
これらからたくさん刺激を入れてあげれば、脳を間接的に鍛えることができます。
例えば散歩をして、咲いている『花の名前』を声に出して言ってみましょう。
『花の匂い』をかいでみましょう。
『葉の手触り』を確かめてみましょう。
生っている『プチトマトの数』を数えてみましょう。
このような日常の些細なことが、十分に『五感』を刺激することになります。
また、脳には「手」につながる場所がたくさんあります。
『手先の運動は頭に良い』と言われているのはこのためです。
公開講座では、ご自宅で簡単にできる指先の体操を、いくつかご紹介しました。
参加者の方々の笑顔を拝見でき、私自身も楽しい時を過ごすことができました。
忙しい日常のふと空いた時間に、ご紹介した体操をお試しいただけたらと思います。
前夜からの雨でお足元が悪い中、たくさんの方に足を運んでいただき、本当にありがとうございました
(講義担当 加藤真夕美)