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北京パラリンピックに参加して [その他]

2008年夏、北京はスポーツに燃えていました。8月には、皆さんご存じのオリンピックが、9月にはパラリンピックが開催されたのです。

今回、パラリンピック日本代表選手団の一員として北京に派遣していただきました。
担当していたのは、ボート競技の監督です(でも、兼マネージャー兼トレーナーでしたが…)。

ボート競技は、今回の北京パラリンピックで、初めて正式競技として採用され、世界各地から予選で選ばれた各種目12ヶ国が参加したのです。日本も、TA(下肢障害部門)ダブルスカルという種目で参戦しました。
結果は…残念ながら12ヶ国中の12位。
かなり頑張ったんだけれどねぇ~。
パラリンピックといえども、参加したアスリート達の目は真剣。
オリンピックともひけを取らない熱戦が各競技で繰り広げられました。もちろん、日本も各競技で奮戦し、日本の障害者スポーツのレベルの高さを世界に示すことが出来たと思います。
さて、私はボート競技の監督としての参加でしたが、当然、理学療法士としての目で競技や選手を見ることが多くなりました。
障害別に工夫された競技ルールや環境、障害と付き合いながらも、より高いレベルを目指すアスリート達の姿等々…、理学療法士として、改めて人間の身体に秘める無限の可能性を感じました。
一般のスポーツの現場にも多くの理学療法士が関わっていますが、当然のことながら、障害者スポーツにおける理学療法士や作業療法士の役割はなおさら大きなものがあります。
この点でも、多くの理学療法士・作業療法士やそれを目指す学生達にも障害者スポーツへの関心を高めてもらい、ノーマライゼーションの精神のもとに一緒にスポーツを楽しむことが出来たらいいなぁ、って、改めて感じました。

本学には、私以外にも障害者スポーツに関わっている教員もおりますし、本学卒業生にもこの分野で活躍している者が沢山います。それに続く若い力を大いに期待しています。
【リハビリテ-ション学科学科長 鳥居 昭久】


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